食べることも 愛することも 耕すことから始まる
グローバリゼーションが進む資本主義の先鋭化が進む中、効率化による生産性の向上は皆の幸せのためから利益をより多く上げるための方法論が持て囃されている。
本書は化石燃料などに頼らず 昔ながらの有機栽培を用いた農畜産業を会員向けに提供する農場を開くために奔走する夫妻を自身の心持ちの変わり行くさまを描きながら記したものである。
現代的な農業に対する抗議を明確に示さないまでも、昔ながらの農法の魅力をその機微に苦労話を交えながら語る文章が気持ちいい。
農場は私たちのものではなく農場のものである
とにかく優先順位が高いものからこなす(優先順位の低いものは諦める)
地域に支えられている
困った時に助け合うマジックサークル(ちょっと違うか)
せっかく作った美味しい素材を人々に広めるのは、料理の腕もあり。
・・・でなければならないではなく、自ら楽しんでやっているというところが
最近の流行なのかもしれない。
食べることも愛することも、耕すことから始まる ---脱ニューヨーカーのとんでもなく汚くて、ありえないほど美味しい生活
- 作者: クリスティン・キンボール,小梨直
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2012/10/20
- メディア: 単行本
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この新しい世代より古い、警告系の本として農薬による被害を訴えた最初という
こちらも併せて。
動画とか。まぁ、半々くらいで。
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